Treo650を使うゾウ!


2005/02/21 Update!



Written by NAS芹沢 nasseri@cwa.bai.ne.jp



このページは、「大阪Palm III」にて日々取り上げたTreo650に関する記事をまとめたものです。

目次

本体について
日本語環境
通信関連
ケース
その他
Treo650の話題を扱っているサイトへのリンク
おわりに



本体について


2004年12月1日にモバイルプラザに注文していたTreo650 CDMA(Sprint Version)が届きました。

箱
写真の人が美女とかじゃなくてがっかり(なんじゃそりゃ?)。


TH55と並べてみた
CLIE TH55と並べたところ。
TH55の方が少しだけ広く、Treo650の方が少しだけ厚いですね。

背面
背面にバッテリを入れようとしているところ。

調整画面
最初の方のいつもの画面。

光まくるキーボード
キーボードがものすごく光ってます。
これで暗くて狭いところでもWebが更新できそう(どこよそれ)。

電話の画面
日本では電話として使えないのが残念ですね。

Treo650でぷよ
最後におまけの写真です。
動作確認機種じゃないのでマネされる方は自己責任で。
こっそりと掲示板でTungstenT5での動作確認を報告していましたが、Treo650でも今のところ普通に動いています。
日本語環境を入れてないのでライセンス登録画面だけがちょっと面倒でしたが(笑)。
5Wayの左右キーには対応してません。

いつも新しい機種を買うごとに「満足」と書く私ですが、今回ばかりは「大満足」と言わせてください。
いや〜これはいいゲーム機だゾウ(は?)。




日本語環境


Treo650 CDMA(Sprint Version)は日本語PalmOSを搭載していないので、日本語を使うには別途ソフトが必要です。
販売されている代表的なものを紹介します。

1) J-OS for Treo

Simple-Palmで公開されている日本語化ソフト。
私はこれをPalmGearで購入して使っています。

「J-OS for Treo」を扱っているオンラインショップ
モバイルプラザ(5250円)
Vis-a-Vis(5250円)
PalmGear(英語サイト、40ドル)


2) JaPon

PoBoxなど別途FEPを用意する必要がありますが、優れた日本語環境ソフトです。

(大変申し訳ございません。リンク先がPCCM.com内の規定を満たしていないため、リンクを記載して紹介することができません。すみませんが使われる方は別途検索サイト等を使って見つけてください。本当に申し訳ありません)

「JaPon」を扱っているオンラインショップ

pocketgames(3000円)




通信関連


1) AirH”CFE-02

Treo650 CDMA(Sprint Version)と、BTA-NWP+AirH”CFE-02を使って、Bluetooth経由でのダイヤルアップ接続ができました。

BTA-NWPで通信
TungstenTで設定したのと同じ内容で接続できたので、特に難しい設定はありませんでした。
Treo650は電話なので、ダイヤルアップしようとすると(内蔵されている)電話機能を電源オンにして通信するか、と聞いてくるので「No」を選んで使わないようにすればOKでした。


2) NTT DoCoMo 633S

Treo650 CDMA(Sprint Version)と、ドコモのBluetooth内蔵PHSである633Sを使って、Bluetooth経由でのダイヤルアップ接続ができました。

633Sで通信

633Sの設定は基本的に他機種と接続するときと同じで、以下のようにします。
Fボタン→8(Bluetooth)→1(ダイヤルアップ)→1(全接続)に合わせてWebボタン
Fボタン→8(Bluetooth)→5(Bluetooth設定)→1(接続機器設定)→2(全て)

次にTreo650の「Prefs」→「Bluetooth」設定で「Setup Devices」→「Trusted Devices」から「Add Device」を使って633Sを認識させます。
ここで633S/Treo650でお互いにPINコードを入力して登録(素早くやらないと失敗するときがあるようです、そのときは一旦設定を削除してから再度やればOK)。
Treo650の「Prefs」→「Connection」&「Network」設定を他機種でやっているのと同様に設定。
これで接続できます。

633S側は、その後は
Fボタン→8(Bluetooth)→1(ダイヤルアップ)→2(リスト機器接続)
Fボタン→8(Bluetooth)→5(Bluetooth設定)→1(接続機器設定)→1(登録済み)
にしても問題なしでした。


3) 無線LAN(現状動かず)

palmOne純正の無線LANカード

pocketgames(2004/12/16)で話題になっていた、palmOne純正の無線LAN SDカードをTreo650で使う非公式ドライバをSprintバージョンで試してみました。
結論からいうと、私の環境ではリセット無限地獄に陥ってしまい、使えませんでした。
(ハードリセットで復帰)
J-OSをオンにしたままだったのが悪かったのかとか考えていますが原因はわかりません、とりあえずの失敗報告でした。
個人的にはBluetoothを使った通信で満足しているので、これ以上は試さないかもしれません。
(本体に何かあった場合はもう一台買う覚悟で試しました、マネされる方は自己責任でどうぞ)

palmOne純正の無線LANカード
怪しげな非公式ドライバを人柱覚悟で試しているところ。

palmOne純正の無線LANカード
この後、ソフトリセットしても復帰せず、無限リセット状態に。
ハードリセットで復帰して環境構築しなおしました。
はっきりいってマネしないほうがいいです。

NARiの日記でも何度か試されているようですが、うまくいっていないようです(2004/12末現在)。


4) ブラウザ

J-OS for Treoで、とりあえずXiino3.3J日本語版の試用版をインストールしてサイトを見れることを確認しました。
ただし、他機種で使っているときと同じように見れない日本語Webサイトはあります。
プレインストールされているブラウザ「Blazer」は、内蔵の電話機能専用になっているようで使えなさそうです。




ケース


まだTreo650用のケースは購入していないのですが、手持ちのケースが合うかどうかいろいろ試しています。

ふと、去年の9月に東京秋葉原のモバイルプラザで買ってきたケースを使っていないことを思い出しました。



特に何に使うというわけではなかったのですが、関西では売ってなさそうだったので買ってきた汎用なケースです。
Palmロゴが付いていたので家に帰ってきてからpalmOneのサイトで調べたのですが、型番とかは全然わかりませんでした。
(何かの本体に付いていたケース?)
早速Treo650を入れてみると、これが結構いい感じです。
アンテナのところがちょっとひっかかりますが、それほど気になりません。



ぴったりのサイズなので、ボタンが干渉すると思いますが、Treo650はボタンが押されて電源が入っても、さらにボタンを押さないかぎり電源が切れるようになっているので大丈夫でしょう。



裏面はこんな感じ、ベルトに付けることができるので休日に歩き回るときに使ってます。

会社では、身に着けることはせずに、カバンの中に入れています。
同じケースでもいいと思っていたのですが、他にちょうどいいケースがあったので紹介します。



それは、Zire72に標準で付いていたケースです。



サイズも入り口ではちょっときつめに見えますが、入ってしまえばぴったりでいい感じ。



ケースの側面にあたる、アンテナがくる場所はちょうど空いているので、まさにジャストフィット。
かなりお気に入りです。

今後、Treo650用のケースもいくつか購入して試してみたいと思っています。




その他


内蔵されているソフトや、私の日々の使い方など、雑記です。


昔買った「森田将棋 for PalmOS」パッケージ版をTreo650にインストールして遊んでいます。

Treo650で森田将棋

Treo650のメモリ容量は少ないので、入れるゲームは厳選しないといけません。
何を入れようか考えた結果、やはり「末永く遊べるもの」がいいかなと思っています。
ハイレゾ機種だからといってハイレゾのゲームを遊ぶべき、とも思わないのです。
残念ながらハードボタンに対応していないのでスタイラスでしか遊べず、片手では操作できません。


[追加]
PalmFan(2004/12/7)他によると、Astrawareが超ロングヒットパズルゲーム「Bejeweled」の続編「Bejeweled 2」を発売したそうです。
PalmOS5以降の機種専用です。
Treo650にインストールして遊んでいます。
満充電の状態から、液晶の明るさはかなり抑えた設定で(それでもすごく明るいですが)ゲーム音ありで1時間くらい遊んでいましたが、ちょうどバッテリは90%になっていました。
ちゃんと測定はしていませんが、だいたいこのくらいバッテリが持てば十分かなと思っています。
単純計算で「Bejeweled 2」が10時間遊べますね(ほんまかいな)。(+_+)\バキッ


[追加]
Treo650は、どんどんゲーム機と化しつつあります(またか)。
しかし、メモリが少ないのでインストールするソフトはある程度厳選しなければいけませんね。
しばらくZodiac2でゲーム入れ放題な生活だったので、たまにはメモリの少なさに悩むのも楽しいかなあ、なんて思っています。
いろいろ試すのに、やっぱりバックアップはちゃんと取ってからにしたいなと思って、ダメ元で秋葉原のモバイルプラザに行ったときにいただいた「PowerGUARD」0.2が手元にあったのでフルバックアップを試してみましたが、途中で勝手にソフトリセットされました(←無謀な挑戦)。
Treo650対応のバックアップソフトをちゃんと探さねば。


N900iで撮影した画像のサムネイル
この写真は、今使っている携帯電話、N900iで撮影した写真のminiSDカードを、SDカードアダプタにさしてTreo650に差込んで標準搭載されている「Pics&Videos」というソフトでサムネイル表示させているところです。
(今回のTreo650の各写真もN900iで撮影しています)
標準でこのようなソフトが入っているというのは、便利かも。

[追加]
Treo650を使い始めてから2ヶ月経ちました。

はじめて、キーボード付きでしかもスマートフォン型のPalmを買うということで、はじめはいろいろワクワクしていました。
しかし、落ち着いてきたら結局今までのPalmでやっていることと大して変わらないことしかしていません。
(当たり前と言えば当たり前ですが)

ただ決定的に今までと違うことがあります。
それは「片手でものすごく使いやすい」ということ。
どのくらい使いやすいかというと、今まで家ではCLIE NX70Vに無線LANカードをさしてメールを見たりとかブラウズしたりしていたのですが、ちょっとだけメール見たりWebを見るだけなら、Treo650とDoCoMoの633Sを使うようになりました。
つまり、(プロバイダの月額料金以外は)お金がかからない無線LANがあるにもかかわらず、家の中で633Sを使って通信してしまうのです。
しかも無線LANの方が速いのに。
これはなぜなのか。
片手で操作できること、これが非常に気持ちいいのです。
例えば、右手で別のことをしながら左手でTreo650を使ってメールを見る、とか。
わざわざPHS料金がかかっても、ついついTreo650を使ってしまいます。
自宅用として使ってきたNX70Vの出番が最近少なくなってきました。

[追加]
世界中で好評の、lemonte.comのシューティングゲーム「AVEN-NEX」について、Treo650他に対応したリメイク版が開発されていることがわかりました。
その名も「AvenNexR」。
世界に先がけてどこよりも早く(ほんまか?)その開発途中バージョンをご覧ください。

AvenNexRをTreo650で遊んでいるところ
Treo650の5-Wayに完全対応

AvenNexR
Treo650の画面を撮ってみました。
上の写真と比べていただくとわかりますが、実際に遊んだときはこれよりもう少し黒い感じの画面になっています。
このあたりは今後もまだ調整されるのかもしれません。
(画面は開発中のものです・・・2005/02/21現在)




Treo650の話題を扱っているサイト


Treo650の話題が載っているサイトへのリンクです。


Mobile Daily News
PDAを中心とした日々のニュースを紹介している日本を代表するニュースサイトの1つ。
大手ニュースサイトだけでなく、個人Webサイトのニュースも取り上げるので、Treo650の話題を扱っているサイトを探すには一番いいです。


Treo650の話題を扱っているWebサイトをお持ちの方で、このコーナーからのリンクを希望される方はご連絡ください。
追加させていただきます。




おわりに


Treo650、久々にわくわくするマシンですね。
楽しさが少しでも伝わっていれば幸いです。




更新履歴

2005/01/09 初版
2005/02/21 「ケース」のコーナー追加等、各記事に最新の情報を反映




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