「現在の日本のPalmOSユーザーを
取り巻く状況について
あなたが思うこと」



「大阪Palm III」の
100万アクセス&7周年記念にて
現在の日本のPalmOSユーザーを取り巻く状況について
あなたが「思うこと」を募集したところ、
たくさんのメールをいただいた。


このページではそんなみんなの「声」を、
公開可と回答いただいたものについて
記載したいと思います。

みなさん、忙しいところ本当にありがとう!

非常にたくさんの、そして熱いメールをいただいたので、
2回に分けることにしました。

今回は「前編」だゾウ。

後編はこちら







一言で言うなら、とても残念です。

色々セットアップに苦労するのも楽しい(好き)のですが、
やはりROMに日本語OSが入ったPalm OSマシンを気軽に使いたいし、
Palm本家の魅力的なハードが入手しづらいのも、もったいない。
Clieは今まで所有する機会がありませんでしたが、
Sonyは個人的に好きな製品が多いので、
もうちょっと頑張って欲しかったと思っています。

「Visor Phone」以来の夢、Palm OS搭載スマートフォンを
日本で使えるようになる日が、いつか来ないかなぁ...と
夢想する日々です。
別に、Palm OSネイティブでなくてもいいのです。
LinuxやWindows Mobileにのっかっていようが、
Palmの取っ付きやすさがそのまま活きて(進化して)いるなら。
WILLCOMかauに頑張ってもらいたいけど、無理なんだろうなぁ...。
出たら必ず1回線は契約するから、お願い!!!
※実は、未だに携帯を持っていなかったりするので...。
 携帯を持たない理由の一つに使っていたりもするのですが(苦笑)

近頃、Palm関連サイトの閉鎖などという話も見かけますが、
維持されているサイトオーナーの方々には、正直頭が下がります。
NAS芹沢さんも、是非のんびりマイペースで続けていってください。
一ファンからの、勝手なお願いです。



<ゾウのコメント>

(誰とは書きませんが)いつもご応募ありがとうございます!

「Visor Phone」、ありましたね〜そんな話が。
(もうすっかり忘れてました)

ほんと、Palmユーザーのあの頃の夢と、今の夢って、
あまり変わってないのかもです。

毎度、ありがゾウ。





非常に冷たい言い方ですけど、気の毒という以外にありません。
外国語版を日本語化して使った事のない人達には、本体を買ってから
別で日本語化ソフトを購入するという、面倒で費用のかかる事を
したくはないでしょう。入力方法も微妙に違いますし、試用感も
明らかに違ってくる物ですから、日本語版があるに越したことは
ないはずです。

しかし、逆に考えれば、日本語化ソフトは複数になり、CPUの
高速化や画面が広くなった事、あるいは最初から外部メディアが
使える仕様になってきた事など、利便性は上がっています。あとは
いかにして使うか、どう使いやすく育てるかという部分が大事に
なってきているのではないかとも感じます。

一番問題になるのは、英語への苦手意識をいかに払拭し、
実際にどうやって日本語版と同じ様な快適性を求めるかという事に
尽きると思います。CJKOSの様に、Flashにでも焼いて貰える様な
扱い方が出来ると、少し敷居が低くなるんですけどね。



<ゾウのコメント>

あーいつもありがとうございます〜。
 
英語版の頃から使っている方は、やはり少し違う感想が多いのかも
しれません。

私、NAS芹沢自身も、この感想に結構近いかもしれません。
基本的に「楽しければ、それでOK」だと自分は思ってます。





僕はクリエユーザーなのですが、クリエが生産中止になって
周辺機器も中古でしか買えないという状況なってしまい非常に
残念です。国内での唯一のPalm OS搭載機がなくなってしまい
これから日本のPDAはどうなってしまうのだろう?ただ壊れるのを
待つしかないのだろうかと不安です。はっきりいって携帯電話よりも
僕はPDAのほうが優れていて使用用途が豊富であると思います。
だからこそたくさんの人にPDAの使い勝手の良さをソニーは
アピールするべきだと思います。



<ゾウのコメント>

うちにもCLIEはたくさんあるのですが、TH55をいまだに
買い増ししておきたい、と思うことがあります。
それだけ(一部の人にかもしれないけど)魅力あるものを作ったのに
撤退というのは本当に残念な話です。

私の知り合いのCLIEユーザー数人は、CLIEがもう出なくなるというのを
聞いてからというもの、なぜか他のSONY製品すら買わなくなっています。
もしかして、CLIEを定期的に出しておくだけで他の製品の売り上げも
伸びたりして、とか思わず真剣に考えてしまうNAS芹沢でした。





Palmに限らずPDA全体が、しょんぼりと縮小していく状況ですね。
Pilot1000に触れたときには、これは何かすごいことが出来そうな
機械だと本当に興奮したものですが。当時、山田さんのJ-Suite1.7を
動かしたくてアメリカ出張のどさくさで1MBのカードを買って帰って
来たのを思い出します。当時はまだ、アメリカでもこの機械の存在は
それほどメジャーじゃなくて、ダラスの空港でトランジットの際に、
「これは何だ?」と説明を求められて、説明に苦労した記憶も……。

考えてみると、Palmに関していえば、アメリカではまだデバイスも
販売され続けていて、日本語化にJ-OSなり他の何かを使ったり
すれば、それらを日本語版として利用できるという点では、当時と
そう違わない環境ではあるわけです。ただ、違うのは、やはり、この
小さなデバイスに、「何かすごい事が出来そう」というワクワク感が
なくなりつつあることじゃないかと思っています。

ケータイの急速な高度化は、特に日本国内において、PDAという
カテゴリをほぼ死滅に追いやりました。僕個人は、あんな貧相な
入力IFしか持たないケータイであれもこれもこなすつもりは
ありませんが、割とどこからでもネットワークに、それ単体で
接続できるというのは非常に便利なものです。世界的には、
スマートフォンが流行しつつあるというのも、まぁ、当然だと
思います。国内にはTreo650のようなデバイスの投入がないのが
残念で仕方ありません。

とはいえ、ないものねだりをしても仕方ありません。近々都内では、
ライブドアによる、無線LANの面展開が始まりますので、ここが
もしかしたら、PDA巻き返しのチャンスかもしれないと思っています。
無線LANが使えるなら、メールも、こんなテンキーでぷちぷちぷち
ぷち……やらないでも、CLIE TH55から出しますよ、ええ。
ということで、そういう機会が訪れたら、Palm露出作戦を結構
しようかと思っています。品川とか五反田とか、ソ○ーにゆかりが
深いエリアでやらかしてやりたいと本気で思っております。

ワクワク感はどのくらい取り戻せるかわかりませんが、PDAも
いけるんじゃないか……という感触をなにより自分のなかで
取り戻したいなと思います。



<ゾウのコメント>

どこかのサイトにコラムとして出したら、そのまま通用するような
文がやって参りました。しかもここまで時間を使っていただいての
すごい長文で鼻が・・・いや、頭が下がります。

私も、「あれは何?」という目でPilotやPalmPilotを見てから
興味を持ち始めました。
今は「PDA」と名の付いたモノで「できること」というのが
決め付けられている(決まってしまっている)感はありますね。
突拍子もないことに使えたら、またワクワクするかもしれません。

私は快適にゲームができればそれでいいですが(おい)。
いや、少なくとも、携帯よりははるかに快適に遊べると
私は思っていますよ。





クリクラを初め、メジャーなPalm系のサイトが閉鎖していくのを
非常に悲しい思いをしながら見ています。また、PDAの雑誌も休刊
が続き、めっきり少なくなってしまいました。

しかしながら、私は日本のPalmOSユーザを取り巻く環境について
それほど悲観しているわけではありません。私は現状のPDAはいずれ
スマートフォンに取って代わられるもの(あくまで台数的にですが)
と考えていますが、日本の場合、携帯はインセンティブモデルという
通信料によって儲けるビジネスモデルを基本としているため、コンテ
ンツが自由にPCとやりとりできるスマートフォンは鬼っ子扱いをされ
ていると感じています。

しかし、近い将来には通信料定額制によるビジネスモデルがメイン
となることが見えてきているため、日本でもスマートフォン、ひいて
はPalmOSが復活することは可能であると考えています。
その時のためにもPalmOSを今以上に盛り上げなければならないと
感じています。



<ゾウのコメント>

今の通信キャリアにとってそぐわないビジネスモデルになって
しまうのであれば、やはりその今の「常識」を打ち破ってくれる
何かが出てくることを私は期待したいです。
自分でビジネスモデルを考えてみるかな・・・。

Palm関連のサイトについては、新しいところで面白いサイトが
いろいろ出てきたように思います。こちらの今後も楽しみです。





PalmOS userだけでなく,日本ではPDAそのものが使われていませんよね。
携帯ではなく,PDA流行らないのが不思議です。
Palmそのものが日本から撤退しているのは大変残念なことですし,
SONYのCLIEの新製品開発をやめたのも残念です。PDAとして日本で
一番成功したのはおそらくZaurusだと思うのですが,それですら
ビジネスマンのメジャーツールにはなっていませんよね。携帯に
とってかわられつつあると世では言われていますが,それって
結局の所,必要だったのは,電話帳と簡易メールということを
意味していて,アイディアをいかすための道具や自己管理のための
道具は必要無いということを意味していると思います。
(もちろん私もそんなふうには使っていませんが)
より創造的な生活のためにはどこにでも持ち運べて簡便な入力が
備わっている必要があると思います。

私は携帯電話としてN504iSを使っていますが,一通りの機能を
持っていて,その頃に最も小さいという理由で選びました。
唯一以前のN502iに劣る点としてボイスメモが無い点です。
やはり携帯のボタン入力は煩雑で,アイディアを記録するのには
困難が有ります。ボイスメモならその点が補えます。
パッとメモがとれるPalmの手書きメモは図もかけてよいです。

もう一つ,Palm社にたいする希望として,今一歩はやりそうに
無い(独自規格のものしか使えないのが悪いのですが)電子ブック
リーダーの機能を吸い込んだものを出してほしいです。Clieに
あったように,グラフティー入力window部分も液晶として
縦長window(英語版は横長windowがよいか)にして振るビット
マップ,ハイレゾで作れば,フォントを多数入れば,電子ブック
リーダー的に使うことができます。今やPookによってtextファイルを
そのまま開けるので通勤,通学のさいドキュメントを読むことが
できますし,その準備も外部メモリーにさらっとコピーするだけで
スマートに済ませます。恋文の推敲も会議の議事進行も練ることが
できます。
Palmがもっともっと増えて,そんな人が沢山いたら,ビームで
恋文の赤外線通信さえ有れば,電車男ももっと楽に早くハッピーに
なれたかもしれない。
(それはそれで,セクハラ的なので,車内のビームは他のお客さまの
御迷惑になりますから,御遠慮くださいというアナウンスがなされる
ようになりますね)

考え出すと,いろいろありますが,閉じ行く世界かもしれませんが,
ユーザーとしては,まだまだ使いますぜ。
(ってClieTJ25を最近ゲットしてしまって,あと4年は安泰だし)



<ゾウのコメント>

ありがとうございます!

「どこにでも持ち運べて簡便な入力」って、いいですよね。
Palm IIIを買ってみてこれが出来たので、それ以来ずっとPalm使ってます。
最近の携帯電話で文字入力とか遅い機種、まったく使う気になれません。

昔、Palm社のコマーシャル(でしたっけ?)でありましたね〜。
違う列車に乗った男女が窓越しに赤外線でビームしあうっていうやつ。
あれは憧れたな〜(憧れたのか)。





私がpalmを使うようになって5年が経ちます。最初はIBMの
workpadから始まり、カラーでハイレゾがとても魅力に映り、長年
使っていたworkpadを手放し、TG50に移り、更なる大きな画面に
魅了され、巨艦のNZ90に落ち着いて私の携帯端末の歴史からすれば
これほど長い期間使い続けたものはありません。 だかこそ最近の
日本でのPalm環境の変化には大変残念でなりません。IBMの撤退、
palmの撤退、そしてpalmに引導を渡したSonyまでも撤退。
Sonyさん、ここまでお客を引っ張っておきながら、撤退かよ
オイオイて感じで、私はこれからどうするのといいたくなります。
それでも諸先輩方の苦労からすれば一ユーザーの嘆きですが、
消費者側からすればこんなに便利なもの作っておいて無くなっちゃう
のーーと叫びたいです。海外ではpalm社の魅力的な端末が展開されて
おり、どうか日本語版を売ってー、もしくはsmartphoneでもよいので
auさん、docomoさん、vodafoneさんがpalm搭載品を出してくだーさいと
思います。 勝手申し上げてすいません。



<ゾウのコメント>

メールありがとうございます。

本当に心の底からの声が文章になっている感じで、
私もただうなづくばかりでございます。

個人的意見ですが、それでも明るい未来を私は信じたいですね。





クリエがなくなってむ、すごくさみしいです。
もう、PalmOneもみはなしたら、PalmOSはなくなるてのじょうか



<ゾウのコメント>

ほんとに、先のことはわからない時代です。
でも、だからこそ面白いとも私は思います。

みんなの想いで、なんとかしたいですね。





私は、バイザープラチナとプリズムを愛用しています。
Palmが元気がなくてとてもさびしく思っています。私の娘
(小学生2人)は、おもちゃ感覚で使いこなしています。
今、小学生の授業にもパソコンがあります。しかし、まだまだ
台数が足りません。たとえば、中古品を大量に購入して授業の
教材の1つとして使ってはどうかといつも思っています。
いまからでも手を打たないと他のアジアの子供たちから
遅れていってしまうと思います。Palmは最適だと思います。
ゲームばかりでなく、自分から作り出す楽しさを知ってほしいと
思っています。



<ゾウのコメント>

ありがとうございます!

アメリカではPalmを教育の場に積極的に活用している事例を
よくPalmFanのニュースなどで見かけましたが、最近はどう
なのでしょうね?

日本でも使っている教育現場はあったと思いますが、今は
どうなっているのでしょうね。
単なるブームで終わってしまっているのでしょうか・・・。

「教育」というのは重要なキーワードだと私も思います。
あと、日本についていえば「高齢者」もキーワードだと私は
考えています。
教育と同様に、PDAで何かを「アシスタント」できそうですし。





Palm社が日本市場から撤退してしまい、ソニーしか選択肢がなくなって
いたのに、ソニーも撤退では、普通の人ならPalmから遠ざかってしまう
のも仕方ないのかも知れませ。しかし、私自身は、初めてのPalmマシンで
あるVisor Deluxeの後、2台目のTJ25を購入して1年あまりしかたって
おらず、私の使い方から言うとまだあと3年くらいはは使うつもりなので、
アクセサリ類も手に入らなくなるので、残念で寂しい思いで一杯です。

まだ、海外ではPalm社ががんばって新しい機種を発売しているので、
いつか機会があれば、Palm社のマシンを購入してみたいとも思います。
その時は、先人の日本語化ツール類のお世話になることと思って
いますので、それまで、そのような土壌が続くことを期待します。

それよりもPalm社が再び日本語版を発売してもらえるともっと
うれしいのですが。Palm Simulatorなどは、日本語サポートも
して頂いているので、ちょっとROMに手を入れれば対応できそう
なのにと思っています。この際、シルクはそのままでも構わない
こととすれば、ソフトだけの問題で大丈夫そうですが、サポート
等もあるので、難しいのかな。

私自身は、Palmwareの作者の一人として、今年は、「Palm OS5
搭載機操作性向上」シリーズと称して、第4弾まで4つのソフトを
リリースしました。日本語版がないとやはりPalm人口も少なく
なるので、Palmwareを作る意欲もちょっと薄れてしまうかも
しれません。実際は、私自身が多忙になってしまい、Palmware
作成に割ける時間がなくなったのも原因のひとつですが。。。

英語版も作ってPalmGearに公開もしているので、世界を見て
Palmwareを作成すればよいのかもしれませんが、英語の壁は
やはりそれなりにあるので、母国語である日本語の気楽さで
これからもがんばりたいと思います。



<ゾウのコメント>

いろんなソフトを使わせていただいている身にとっては、
非常にありがたいメールです。

私の方はそんなソフトをサイトで紹介するくらいしか
できませんが、微力ながら応援いたします!

みなさんもソフト作者の方を応援してください。





Palm Pilotをセミナーで頂いてからの付き合いです。
PalmOSは当時のハードウェア性能をうまく補い、使い勝手が
一番良くなるように選択された機能を搭載したOSとして
成功したと思っています。
Palmは既に過去のものとか、携帯電話に取って代わられるとか
聞きますが、使い勝手が良いものが支持されるのは、ハード、
ソフトが変わっても変わらないと思います。
CLIEもZodiacも市場から撤退するようですが、ビジネスとして
成功できなかったのは、使い勝手が優れていることが伝わらな
かったからだとおもいます。また、携帯電話にPalmOS搭載のスマ
ートフォンがなかなか普及しないのは、携帯キャリアがシステムの
仕様を広く一般に公開することに警戒しているからだと感じます。
是非、使い勝手の良いPalm系譜のシステムが世の中で広く認めら
るよう希望します。



<ゾウのコメント>

このご意見にもまったく同感です。
Palmはまだこれからだと思っています。

(同感すぎてこれ以上言うことなくてコメント少ないです、すみません)





やはり寂しいです。
CLIEが僕にとってのPalmだったので、CLIEが無い今、
もはや何も求めるものはありません。
でも最期にTH55という、ワイド液晶のCLIEが出てくれて
本当に良かった。
あとは擦り切れるまでTH55を使いつづけるだけです。



<ゾウのコメント>

ユーザーにここまで言わせるような名機を出しておきながら
後継機種がないのは、本当に残念としか言いようがないです。

うちのTH55も傷がつかないように大事にしながらゲームしてます。
(ゲームかよ)





メーカーがユーザーを見据えた商品造りを忘れて販売競争に
走った結果、利益確保をできずにユーザーを放置したまま
PDA市場からPalmOS機が消えてしまうことになったのは
何ともばかげている。日本語の特性を生かした製品に特化した
製品が再製されることを願っている。
PalmがNewtonの二の舞になることの無いように願いたい。



<ゾウのコメント>

「ユーザーを放置したまま」というのは、Palmに関わってきた
日本のいろんなメーカーにとって耳が痛いのではないでしょうか。

ゾウがついている限り、二の舞にはさせません。
(本当か?)





クリエのN750CとUX50のユーザーです。
SONYのCLIE製造終了を淋しく思う一人です。
けれども、一般的なPalmユーザーとは使用目的が異なっている
と思います。たえずスケジュールを確認しなければならないほど
忙しくはありませんし、しょっちゅうメモをとったり、データを
確認する必要もありませんので。

まず、N750Cを使い始めたのは、MP3が聞けるということでしたし、
UX50を買ったのはメモリースティックビデオレコーダーを使って
TV録画を見るためでした。
ですから、よく批判されていた最近のクリエのマルチメディア化は、
私にとっては悪い方向ではありませんでした。
マルチメディアプレイヤーでPIMもできてゲームもできて読書もできる
ポケットサイズのアイテムというところが魅力でした。

SONYはその役目をPSPに引き継いでいくのかなと思われる部分もあり、
結構PSPをカスタマイズして使おうというユーザーもいるようです。
けれども、SONYはPSPのバージョンアップでそれを阻止する方針の
ようで、こちらの攻防戦も気になるところです。

Palmのよさはアプリの多さとコミュニティの暖かさ、使う人の目的に
合ったカスタマイズができることで、人それぞれの使い方ができること
だと思います。
けれどもPDA自体がマニアックなアイテムであり、その多才さにほとんどの
人が気が付かないうちに、多機能になった携帯電話がPDAの必要性を
減らしてしまいました。
もっと、CMやTV番組でアクティブに使われていたら・・と思いますが、
なぜ登場しなかったのでしょうね。

今後はさらに携帯電話が進歩し、スマートフォン的なものが日本でも
増えてくると思いますし、そうなって欲しいと思っています。
クリエがなくなることになって、英語版Palmを日本語化して使う動きが
盛んのようですが、私には敷居の高い作業のようなので、そういう
動きを本家Palm社が察知して、「電話がかけられて、安価で通信
できる日本語版Palm」を発売して欲しいと願っています。



<ゾウのコメント>

メールありがとうございました。
記載させていただきました。

私も一連のマルチメディア化はうれしかったですね。
CLIEがハイレゾになったとき、音楽が聞けるようになったときの
あのうれしさ。
私の使っていた歴代Palmで唯一CLIE N700Cは使いすぎて壊れました。

果たして、もし仮に日本でPalm機を使って電話がかけられるように
なったとして、同じうれしさを感じられるのか?
やはり、そこにもう一つ何らかのサービスがさらに必要な感もあります。
何なのかはわかりませんが、今の携帯電話よりも便利な何かが。





今日本におけるPalmユーザーを取り巻く環境はお世辞にも良いとは
言えないと思います。なぜなら、根本的に使っている人自体が
少ないからです。ユーザーが少ない要因は色々あると思いますが、
私は知名度が低い(Palmの存在を知らない人が多い)上に、掃除機や
冷蔵庫と違い「Palm」や「PDA」は「名前」から使う用途がわからない
(製品をイメージできない)ことに原因があると思っています。
製品自体を変えることは私たちユーザーには難しいことですが、自分の
周りの人のPalmに対して抱いているイメージを変えることはできるはずです。
ですから、日本のPalmの行く末はユーザー自身が握っているといっても
過言ではないと思います。



<ゾウのコメント>

ありがとうございます。

こういうご意見をいただくと、日本のPalmを少しでも盛り上げようと
してきた当サイトとしては、ますます頑張らんとあかんな、という
気持ちになってきます。
一ユーザーとして、これからも出来ることから少しずつ、という
感じでいきたいと思います。






ご意見たくさん頂いて大感謝だゾウ。
「後編」に続く。

(後編は2005/9/11公開予定)







2005.09.10 編集:NAS芹沢





100万アクセス&7周年記念に戻る

大阪Palm III Home